Instagramは、世界規模で最も人気のあるソーシャルメディアネットワークの1つです。世界中で月間13億9300万人以上のアクティブユーザーを誇ります。(2022年6月現在)現代マーケティングにおいて必須のツールとなったInstagram。インスタのユーザー層やプラットフォームに関する情報を知ることは、マーケティング担当者にとって必要不可欠です。また、Instagramのプラットフォームやユーザー層は絶えず変化します。常に最新の情報を把握して、自社マーケティングの戦略に活かす必要があります。本記事では、2022年最新のInstagram統計情報を解説します。初心者の方も、最新情報をアップデートしたい経験者にとっても、マーケティングに役立つような詳細情報を説明します。ぜひ最後までお読みください。目次:知っておきたいInstagram統計の基本2022年月間アクティブInstagramアカウント2022年Instagramユーザー数世界のInstagramユーザー数統計2022年Instagramに費やした時間2022年Instagramエンゲージメント統計まとめ■知っておきたいInstagram統計の基本これだけは知っておきたい!という基本の統計情報をまとめました。毎月13億9300万人以上がInstagramを利用しています。(アクティブユーザー数 13億9300万人以上)毎月1つ以上のビジネスプロフィールにアクセスするユーザーは2億人います。Instagramのコンテンツの73%は写真です。最大の関心トピックは「旅行」。全コンテンツの45%が旅行に関する情報です。Instagramは2022年Facebookの総広告収入の30%を占めました。いかがでしょうか。これだけでも、Instagramのユーザー層のイメージがより具体化しますね。次章からは、各項目をより詳しく解説します。■2022年 月間アクティブInstagramアカウント「月間13億9300万人以上のアクティブユーザー数」。これは、最も重要なInstagramの統計情報の一つです。「月間アクティブユーザー」とは、1ヶ月の間に1回以上、インスタにアクセスしたユーザーのことです。毎月13億9300万人以上のユーザーがインスタにログインを行い、その中の少なくとも半分以上がInstagramを毎日使用しています。次に、マーケティングの観点から、統計情報の裏を読んでみましょう。半数以上がアクティブユーザーということは、言い換えると、半数以上のアカウントは毎月ログインしていないということです。これは、Instagramのアカウントの中に、非アクティブなユーザーや偽物アカウントが含まれているためです。対策としては、定期的にフォロワー欄をチェックし、有害な偽プロフィールのアカウントを取り除く作業を行うことです。アクティブユーザーのみが残り、エンゲージメントが高まります。また、エンゲージメントの実数とフォロー数を正しく把握できるので、自社アカウントの戦略を立てる際に役に立ちます。余談ですが、Instagramマーケティング手法の一つに、フォロワーを購入するというものがあります。これはオススメできない方法なので、やらない方が無難です。購入したアカウントが偽アカウントの場合、結果的にエンゲージメントを下げるリスクがあるためです。有害アカウントを排除しながら、コツコツと地道にアクティブなフォロワーを増やしていくのが、Instagramの王道マーケティング手法といえるでしょう。■2022年 Instagramユーザー数毎月13億9300万人以上がInstagramを利用しています。Instagramは、企業やブランドがユーザーと直接繋がり、より強力な関係性を築くための最も巨大なプラットフォームの1つとなりました。多くのユーザーがいるということは、競争も激化します。まずは、競争の激しさを数字感覚で理解してください。企業がInstagramのビジネスアカウントを持つのは当たり前の時代。同じユーザー層にアプローチしている競合アカウントは、数百単位で存在します。では、自社のマーケティングはどう行うべきでしょう。まずは、自社の狙うべきターゲットのイメージを言語化します。例えば、「国内のオシャレな若い女性」をターゲットとしたブランドがあったとします。このイメージを、可能な限り具体化します。例えば、「国内在住。10代後半〜20代後半くらいの女性。美容・コーディネート・コスメ・旅行などに関心がある。」といった形です。そこから、検索キーワードやハッシュタグをイメージしてみましょう。また、競合アカウントの研究も大切です。自社の競合となり得るアカウントをいくつかチェックし、どのような投稿が多くの「いいね」を獲得しているか分析しましょう。写真の構図やハッシュタグを参考にしてください。■世界のInstagramユーザー数統計世界中の方をターゲットとしている企業やブランドは、ぜひこの章を読んでみてください。(それ以外の方は飛ばしてもOKです)統計によると、ユーザー数上位3か国は以下の国です。インド → 1億5000万ユーザー米国 → 1億4000万ユーザーブラジル → 1億ユーザーターゲットを拡大し、自社商品やサービスに合う市場を見つけたい場合は、国別や地域別の観点で考えてみることも有効でしょう。■2022年 Instagramに費やした時間Instagramでブランドがユーザーとつながることで、フォロワーとのより強い絆を提供し、ブランドロイヤリティを築くことができます。25歳未満の平均的なInstagramユーザーは、インスタに毎日約32分を費やしており、それ以上の年齢層では、毎日約24分を費やしています。意外と短い時間ですよね。したがって、コンテンツは効果的な方法で公開し、フォロワーに見てもらえるように工夫する必要があります。Instagramには毎日1億枚以上の写真やビデオがアップロードされているため、スケジュールを意識して、狙ったターゲットが多いタイミングで投稿することが大切です。まずは、フォロワーがいつオンラインになるかを把握します。例えば、平日18〜22時のオンラインが多い場合は、その時間帯に投稿するようにルール化しましょう。また、自社コンテンツを魅力的なものにする必要があります。Facebookユーザーは約34分/日、Snapchatでは30分/日、Tiktokでは52分/日が、平均的なユーザーがSNSに費やす時間のようです。競合はInstagram内だけではありません。自社のコンテンツは、FacebookやTikTokより魅力的なものといえるでしょうか?今一度考えてみましょう。■2022年 Instagramエンゲージメント統計Instagramユーザーは、約2億人のユーザーが毎日少なくとも1つのビジネスプロフィールにアクセスしています。Instagramの平均エンゲージメント率は全体で1.6%。これはインスタグラマーがエンゲージメントを通じて持つオーガニックリーチが非常に多いことを意味します。1.6%は小さい数字に見えるかもしれませんが、Instagramのアクティブユーザー数が13億9300万人ですから、1.6%だと2228万8000人となります。自社アカウントのエンゲージメントを高めるために、役立つ統計情報をご紹介します。「動画コンテンツは、静止写真を含む通常のInstagram投稿よりも約38%多くのエンゲージメントをもたらす」ことが統計で明らかになっています。また、Instagramで最もエンゲージメントが高いのは、写真と動画の両方が含まれている「カルーセル投稿」です。写真+動画>動画>写真の順番ですね。もちろん、投稿内容によっては動画が相応しくない場合もあるので、使い分けが大切です。どのタイプのメディアがより良いエンゲージメントを提供するかを覚えておくことで、パフォーマンスが高く、より多くのユーザーの興味を引く可能性のあるコンテンツを生成できます。Instagramのコンテンツ形式のうち役は以下の通りです。写真コンテンツ → 73.5%動画コンテンツ → 1.7%カルーセルコンテンツ(写真+動画)→ 12.7%その他のコンテンツ → 0.1%コンテンツを可能な限り多くの人に届けたい場合は、投稿スケジュールを守り、Instagramの最適な投稿時間を意識してみましょう。一般的に、Instagramの最適な投稿曜日は水曜日です。しかし、ターゲット層のアクティブな時間帯に合わせるのが理想なので、Instagramのインサイトからユーザーのアクティブ時間をチェックし、ユーザーが最もアクティブな時間帯に投稿しましょう。■まとめInstagramの統計は、インスタのプラットフォームで何が起こっているのか、フォロワーが何を望んでいるのか、そしてターゲットの規模や属性を定量的に理解するのに役立ちます。また、将来の傾向を予測し、コンテンツやキャプションを作成する時にどこに注力するべきか明らかになります。2022年のInstagram統計を知ることで、Instagramマーケティングの効果を高め、自社アカウントの運営に役立ててください。