InstagramのDMは、コミュニケーションの手段として有効です。しかし、DMを公開する際は注意点もあります。本記事ではインスタグラムのDMの特徴とメリット、操作方法をお伝えします。また、DMを公開する際に考えられるデメリットも考察していきます。目次:DMとは?・DMの特徴・DMを活用するメリット・DMに関する操作方法・DMの活用方法・DMを公開するデメリット■ DMの特徴インスタグラムのDMを活用することで、インスタのユーザー同士で個別にコミュニケーションができるようになります。Twitterのメッセージ機能やFacebookはmessengerと同様の機能です。InstagramのDMは、フィード画面の右上にある吹き出しのマーク、もしくはアカウントのプロフィール画面にある「メッセージ」から利用できます。■ DMを活用するメリットユーザーからの生の声が手に入るインスタグラムのDMをうまく活用することで、ユーザーと直で連絡を取り、生の声を聞くことができます。アンケートや感想を求めることで、ユーザーがどのような投稿や情報発信を望んでいるのかを深堀りし、インスタの運用方針改善に活用できるでしょう。コミュニケーションのツールとして便利Instagramのアカウント運用において、DMは便利なコミュニケーションツールです。例えば、インフルエンサーへの声かけ(仕事の依頼)やキャンペーンの当選報告、アンケート依頼など。DMの活用範囲は広いです。InstagramのDM機能は、メッセージを送るだけではなく、ボイスチャット(通話)やグループ(group)を作成したオンラインMTGも開催できます。ユーザー同士のコミュニケーションツールとして、さまざまな使い方ができる便利な機能です。ぜひ使いこなせるようになりましょう。アルゴリズムに関係するシグナルであるインスタグラムのアルゴリズムを理解することで、あなたのアカウントが上位表示されるようになります。フォロワー獲得につながるので、ぜひ最後まで読んでください。アルゴリズムとは、閲覧履歴や行動情報から、そのユーザーが好みそうなアカウントを自動で抽出し、表示する仕組みを指します。すべてのユーザーのフィードやストーリーズの順番は、アルゴリズムによってカスタマイズされています。100人のユーザーがいれば、それぞれの好みでカスタマイズされた100通りのフィードが存在するのです。アルゴリズムは、「シグナル」によるランク付けによって決まります。シグナルによるランクが高い投稿ほど、ユーザーにリーチしやすくなります。DMは、インスタグラムの「シグナル」の一つです。過去にそのユーザーとDMをした頻度などが、「シグナル」としてカウントされます。DMのやり取りをしたユーザーはシグナルとしてカウントされていくので、どんどんリーチしやすくなっていきます。DMを効果的に使うことで、より多くのユーザーから、自分の投稿を見てもらいやすくなるといえるでしょう。■ DMに関する操作方法DMを送る方法、見る方法他のユーザーにDMを送る方法をご紹介します。スマホアプリでは、フィード画面の吹き出しのマーク(右上)を押し、ペンのマーク(右上)に進みます。送りたいアカウントを選択して、メッセージを入力して、「送信」をタップします。インスタのスマホアプリでは、メッセージを送りたいアカウントのプロフィール画面からもDMを送ることができます。DMを送信したい相手のプロフィールから、「メッセージ」をタップしてメッセージを入力し、「送信」を押すだけです。PC(パソコン)からインスタグラムのDMを使う方法です。ブラウザ版のインスタグラムにログインします。吹き出しのマークをクリックし、「メッセージを送信」に進みます。メッセージを入力して、「送信」を押すと、DMが送られます。InstagramのDMでは、画像や動画、GIFデータ、ボイスメッセージを送信できます。また、送られてきたメッセージをダブルタップすると、メッセージに「いいね」などのリアクションをつけることも可能です。DMの機能を使って、他ユーザーとのコミュニケーションを活性化させることができます。送信したDMを削除する方法DMを間違えて送信してしまった場合、送信履歴ごと削除可能です。送信したDMを長押しして、「送信を取り消す」をタップします。送信したメッセージが消え、相手から見えないようになります。相手が閲覧していない状態であれば、通知も届きません。DMを非公開にする方法DMを非公開にする方法をご紹介します。プロフィールのメニューバーから「設定」→「プライバシー設定」に進み、「メッセージ」を選択します。「Instagramでのフォロワー」から、「リクエストを受信しない」を選びます。これでDMが非公開になります。非公開設定は、自分のアカウントがフォローしていないアカウントからのDMを受け取らないようにするための方法です。フォローしているアカウントからのDMは届くので、注意しましょう。ビデオチャットを利用する方法InstagramのDMでは、ビデオチャットも利用できます。やり方は以下の通りです。DMをやりとりしている画面を開き、カメラのマークをタップし、ビデオチャットが可能です。カメラマークをタップした直後からビデオチャットが始まってしまうので注意しましょう。■ DMの活用方法クイック返信クイック返信は、ビジネスアカウントで利用できる機能です。定型文を作成して、メッセージを効率的に送ることができます。よく使うメッセージは、クイック返信を使って送りましょう。方法は、プロフィールのメニューバーから「設定」→「ビジネス」→「返信テンプレート」→「新しい返信テンプレート」を選びます。任意のショートカットとメッセージを入力して、「保存」をタップします。これでクイック返信の設定は完了です。実際にクイック返信を利用するときの手順は、メッセージ画面から、右下の「+」を選び、吹き出しのアイコンを選択します。送信したいクイック返信を選択すれば、クイック返信で設定した文章を挿入できます。または、入力欄に設定したショートカットを入力することでも、クイック返信が利用可能です。一般とメインを使い分けるInstagramのDMには「一般」と「メイン」の2つのフォルダーがあります。使い分けることで、DMのやりとりを整理できます。例えば、フォロワーとのやりとりで「一般」のフォルダーを使い、インフルエンサーの連絡は「メイン」を使うなど、自分のわかりやすい方法で整理しましょう。メッセージをフォルダー間で移動するには、メッセージを長押して、「〇〇フォルダーに移動」を選びます。フラグを活用するInstagramのDMにはフラグ機能があります。返信が必須なメッセージや、未読メッセージを識別するために、フラグを活用すると便利です。フラグを付けたいメッセージを長押して、「フラグ」を選択すると、メッセージ右上に三角のマークがつきます。これでフラグ付けが完了です。フォロー外からのDMを見落とさないようにするフォロー外のユーザーからのDMは、「リクエスト」という形で表示されます。リクエストのメッセージは見落としがちですので、注意しましょう。リクエスト状態のメッセージを開くと、画面下部に「ブロック、削除、承認」という3つの選択肢が表示されます。「ブロック」を選択するとそのアカウントをブロックします。「削除」では、メッセージが削除されます。「承認」選択すると、そのユーザーとのメッセージのやりとりができるようになります。なお、リクエスト状態のメッセージを読んだとしても、既読はつかないので、覚えておきましょう。■ DMを公開するデメリット便利なDM機能ですが、公開することでデメリットも発生します。一つ目は、DMの対応に手間がかかることです。企業やブランドの公式アカウントでは、毎日たくさんのDMが届きます。対応に時間が取られてしまうことがあります。また、ネガティブなメッセージやクレームを発信するユーザーもいます。クレームに対して真摯に対応することは大切ですが、中にはアンチや誹謗中傷に繋がりかねないメッセージが送られてくるリスクがあります。悪質なユーザーには、ブロックなどの対応も検討が必要ですが、ネガティブなメッセージは、読むだけでも心理的な負担がかかります。DMを公開する際には、デメリットについても検討し、アカウントの方針を考えた上で決定することをオススメします。正しく活用できれば便利な機能なので、ぜひ自分のアカウントに合った使い方を試してくださいね。