Instagramでコメントを自動化できることをご存知ですか?全てのユーザーのコメントをまとめて「いいね」するなど、エンゲージメントを自動的に向上できる、非常に便利な機能です。この記事では、コメント自動化を使うべき理由や、使用する上での注意点を詳しく解説します。目次:コメントの自動化とはコメント自動化を使うべき理由コメント自動化の注意点応用:自動コメントの最適化■コメント自動化とはコメントの自動化とは、自分の投稿にコメントをくれた全ユーザーに対して、DM(ダイレクトメッセージ)を自動的に返信する機能です。自動化の際に、企業が設定するのが「トリガー」と「フロー」です。「トリガー」は、コメントするきっかけとなる、ユーザー側のコメントを指します。特定の単語やフレーズを「トリガー」に設定し、トリガーを含んだコメントをしたユーザーに対して、自動返信したメッセージを作成します。この返信メッセージ(会話)の内容を「フロー」と言います。例えば、「大好き」という単語を「トリガー」に設定します。誰かが、「私はあなたのブランドが大好きです!」とコメントした際、「フロー」を「ありがとうございます。私たちもお客様のことが大好きです!」と設定しておくことで、自動的にDMを返信することができます。また、反応したくない言葉や単語を「トリガー」から除外することも可能です。詳細は「コメント自動化の注意点」で解説します。■コメント自動化を使うべき理由コメントの自動化のメリットは2つあります。1つ目は返信効率の向上です。手作業で返信していたコメント作業を自動化することで、時間短縮や人為的ミスの防止につながります。コメント返信に充てていた時間をより生産性の高い仕事に使えるようになり、企業にとってのメリットが大きいです。2つ目は、ユーザーの満足度を上げられることです。代表的な使い方としては、ユーザーがコメントした際に、「ありがとう」メッセージを全投稿に対して自動送信することです。応用として、さらにパーソナライズ化されたコメントを提供することもできます。特定のコメントをしたユーザーに対して、キャンペーンの案内や新商品のURLを送るなど、個々のユーザーに合わせた案内を自動で行います。■コメント自動化の注意点Instagramのコメント自動化を使用する際に、注意する点と対策をまとめました。・コメント自動化を使うための条件当たり前ですがコメント自動化を使うには、投稿の1つ以上にコメントがつく必要があるので注意しましょう。コメント自動化の効果を発揮するためには、企業側からユーザーにコメントを促していくことも大切です。例えば、プレゼントキャンペーンを企画している場合を考えてみます。投稿キャプションに「景品がほしい方は、コメントで『応募します』と送ってください」と書きます。その際、トリガーに『応募』という単語を設定しておき、トリガーを送ってくれた全ユーザーに、自動的にプレゼントキャンペーンのURLを送信するようにフローを作成します。Instagramの自動化機能を使いこなし、ユーザーとのコミュニケーションを活性化させましょう。・ネガティブワードに自動返信しないためにトリガーには、反応したい単語だけでなく、「反応したくない」単語を設定することもできます。ネガティブな言葉や悪質ユーザーへの対策として、「反応したくない」単語の設定が非常に有効です。例えば、誰かがスパムや不適切な文言をあなたの投稿にコメントした場合には、自動返信しないように設定できます。不適切文言は業界や企業によって異なるため、各社の実績に合わせた設定を行なってください。■応用:自動コメントの最適化Instagramのコメント自動化を使いこなせるようになったら、次の段階として、コメントの最適化を検証してみましょう。フローを複数パターン作成して送信し、どのようなメッセージを見直し、反響の良いメッセージに入れ替えていくことで、自動コメントの最適化を行うことができます。検証を繰り返すことで、コメントの量・質とともに、手動のコメント返信では達成できないクオリティが実現します。Instagramのコメント自動化は非常に便利な機能です。トリガーやフローを一度設定して終わりにするのではなく、定期的なメンテナンスが大切です。少し面倒に思えますが、手動でコメント返信する手間と比べると、圧倒的なメリットを受けられます。コメント自動化を使いこなし、Instagramのマーケティングに活かしてください。